学生時代の夏休みに、4週間の予定でアメリカにホームステイしました。留学の目的は語学だったので、語学学校に通いました。場所はネブラスカ州のオマハ。当時はかなりの田舎町でした。
初めてのアメリカはいろんな物のスケールが大きく、自由な雰囲気にあふれているように感じられました。語学学校は私と同じ日本人の学生が多く、うっかりすると授業の時までも日本語で会話をしてしまうくらいで、それほど英語が身に付いたとは言えない状態ですが、私にとっては有意義な留学体験でした。
一方で、辛く感じたのは、アメリカ式の食事です。当時は、イギリスは食べ物がまずい、とよく聞かされていましたが、アメリカも同様だったように思います。朝食はミルクをかけたシリアル、昼食は学校でサンドイッチ、そしてホームステイ先での夕食は、ハンバーガーだったりピザだったり、ツナサラダだったり、ステーキの付け合せはポテトと決まっていて、和洋食を取り混ぜて食べる日本式の食事と比べるとワンパターン。そして量だけはやたらと多いのです。帰国後しばらくは、ハンバーガーを食べる気になれませんでした。