アメリカ式の食事に飽き飽きしました

学生時代の夏休みに、4週間の予定でアメリカにホームステイしました。留学の目的は語学だったので、語学学校に通いました。場所はネブラスカ州のオマハ。当時はかなりの田舎町でした。
初めてのアメリカはいろんな物のスケールが大きく、自由な雰囲気にあふれているように感じられました。語学学校は私と同じ日本人の学生が多く、うっかりすると授業の時までも日本語で会話をしてしまうくらいで、それほど英語が身に付いたとは言えない状態ですが、私にとっては有意義な留学体験でした。
一方で、辛く感じたのは、アメリカ式の食事です。当時は、イギリスは食べ物がまずい、とよく聞かされていましたが、アメリカも同様だったように思います。朝食はミルクをかけたシリアル、昼食は学校でサンドイッチ、そしてホームステイ先での夕食は、ハンバーガーだったりピザだったり、ツナサラダだったり、ステーキの付け合せはポテトと決まっていて、和洋食を取り混ぜて食べる日本式の食事と比べるとワンパターン。そして量だけはやたらと多いのです。帰国後しばらくは、ハンバーガーを食べる気になれませんでした。

私が感じた”アメリカ”という国

私は都内の私立大学に通っている大学生です。
費用をかけてもニューヨークに留学する人は多いですね。
昨年の8月から日本の大学を休学し、約10か月間アメリカに留学に行ってまいりました。私が留学先として選んだ学校はケンタッキー州というところに位置しており、私の想像をはるかに超えたド田舎でした
皆様は”アメリカ”といえば、ニューヨークやロスアンゼルスなどの街を思い浮かべるでしょう。確かに私も長期休暇中にこれらの街を回りましたが、イメージ通りの”The アメリカ”という感じでした。しかし、ケンタッキー州は違います。笑 どこを見渡しても一面が自然・自然・自然です。しかし帰国した今、留学先としてこの土地を選んでよかったと感じています。なぜなら、たくさんのアメリカ人と触れ合い、仲良くなることができたからです。私個人のイメージですが、都会のアメリカ人は想像よりかは冷たいです。もちろん中にはとても外国人に対してとても親切な方々もいますが、基本的には私たちが想像する陽気なアメリカ人ばかりではありません。
一方でケンタッキー州の人々は基本的に皆親切な人ばかりでした。誰かが困っていれば必ず声を掛けます。私の目には彼らは、人と人とのつながりをとても重要視しているように映りました。人とすれ違えばたとえ見知らぬ人であっても挨拶する。道に迷っている人を見つけると一緒について行ってあげる。など本当に親切な人ばかりでした。
私はこの留学を通じて”優しさ”ほど大切なものはないのだなと気づきました。